1998年の厚生労働省の調査では、疲労感を自覚している人は約6割にものぼり、そのうち37%が6カ月以上も疲れを感じたままの慢性疲労であることが分かりました。
「疲労」するということは、体に異常があるということを私たちに教えてくれて、休むことを命ずる重要な信号なのです。

 私たちは疲れてくると
@刺激に対する反応時間が遅くなる
A思考力が低下し、注意力が散慢になる
B動作が緩慢で行動量が低下する
C自律神経系に異常が起こる
        などの変化が生じます。

 また疲労には、肉体的な疲労と、精神的な疲労があります。私たちは普段の生活の中で、睡眠不足や人間関係の問題、過労など、さまざまなストレスにさらされています。このような精神的、肉体的な負担が私たちの体や心にかかると、疲労を感じるようになります。

 人を疲労させる原因として
@活性酸素の過剰生産による細胞や細胞内の重要タンパクの損傷
A免疫系サイトカインの産生増加 
B脳内での代謝・神経伝達物質の低下
C行動低下・食欲不振
            などがあります。

 運動による筋肉疲労を考えてみると、運動を行うことで、筋肉で活性酸素がつくり出され、筋肉組織が損傷を受けます。この損傷を受けた場所を回復させるために、筋肉ではサイトカインという物質がつくり出されます。このサイトカインが脳に運ばれたり、新たに産生されて、代謝・神経伝達の異常を招き、疲労を感じるのです。
 精神的な疲労も、これと同じような仕組みで起きています。精神的な場合は、筋肉組織の代わりに、神経組織をつないでいるシナプスが損傷を受けるのです。
 これまで一般的に、疲労の原因物質は乳酸で、これが筋肉にたまることで疲労を感じる、とされてきました。しかし、この説は、現在では否定的になってきています。逆に、乳酸は、脳神経系では重要なエネルギー源であり、また、疲弊した筋肉を早く回侵させるための物質であることが分かってきました。
 一般的に疲労を回復させるには、疲労の原因物質を早く減らし、回復に働く物質を補助してやることが大切であり、疲労は、組織が損傷を受けるために起きるのですから、それを早く回復してやれば、疲労を解消することができるといわれています。しかしだれでもが疲労を回復させようと思っているのですが、なかなか慢性疲労から抜け出せられません。なぜなら、大地からのエネルギーを受けていないからです。
人は眠らなければ生命を維持することができず、睡眠は疲労回復やストレスから心身をリフレッシュさせる重要な役割を果たしています。睡眠不足の人は少しのストレスでも強く感じ、逆に睡眠が足りている人は少々のストレスが加わってもそれがストレスにはなりません。
大地からのエネルギーの出ていないところでからだを休めようと思って寝ても熟睡できないから、当然脳や心の疲労回復ができません。したがって、起きたときに疲労感がのこります。
大地からの疲労回復エネルギーの供給を受けることができたならば、その日から熟睡できるようになるし、疲労は徐々に解消していきます。
何よりも自身の身体活力エネルギーを増やすのが一番です。



慢性疲労症候群は身体活力エネルギー不足である

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